2016/11/22

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2016年度秋季仏検3級に何があった!?
ながらく仏検3級の合格基準点は60点でしたが、ついに2016年の秋季に56点となりました。
れでも合格率が53.6%しかありませんでした。(今までは60点でも悪い時で59%台、高い時は75.5%ありました)
しかしこうなった原因はハッキリしています。
書き取り問題で正答率8%、聞き取り問題(聞き取った語句を書く問題)で正答率3%という前代未聞の2問があったためです。
実際の出題をここに掲載することは著作権の問題でできませんが、少し馴染みのない動詞の時制の変化、語彙の変化を女性・複数形まで網羅して正確に記憶できているか、ということが問われた出題です。
もともと記述問題の正答率は低いのでしたが、ここまで低いものが2つ重なると、仏検3級受験者の母数では結果にどうにもならないインパクトを与えてしまいます。
そこで仏検事務局で検討して急遽合格基準点を引き下げたのだと思います。
おそらく2016年秋季仏検の受験者も、選択肢から選ぶのであれば多くの人が正解に至ったものと推測します。
わかっている、知っているだけではダメ。
フランス語を正確に書けなければいけない。
という4級と3級の間に横たわる巨大な壁を痛感された人は多いのではないかと思います。